NEC保守サービス認定店
Fujitsu・dynabookなど主要メーカーの修理も承っております
パソコン内部の清掃について
パソコン内部は、夏にかけて気温・湿度ともにどんどん上昇していきます。
冬の寒い間は、気にならなかった内部のヒートシンク(放熱板)の廃熱効率も、夏になると注意が必要です。
廃熱効率を妨げる主な原因は、やはり空気中のホコリです。
ホコリの多くは、ヒートシンクのフィン(羽)の隙間に堆積します。
やがて、ホコリの塊が詰物のようになって、冷却ファン(冷却扇)の生み出す冷却風の流れを遮断してしまいます。
状況が更に進行すると、ホコリの塊が冷却ファンの動作自体を滞らせてしまい、冷却ファンのモーター部分まで絡みついてファン自体が壊れていることもあります。
また、ホコリと湿気の組合わせによって、回路がショートし、パソコンが壊れてしまうこともあります。
人が活動すればホコリは必ず発生します。
ほとんどのパソコンは空冷式ですから、パソコンの内部の清掃は、もはや他人事ではないのです。
ホコリの詰まった状態…その1
ぎっしりとホコリが詰まった状態です。通気がかなり妨げられて
いると思われます。
ホコリの詰まった状態…その2
外側からは見えない部分に、ホコリが大量に堆積しています。
このまま使い続けると内部の温度はどんどん上昇し、危険です。
ホコリの詰まった状態…その3
ホコリがファンの隙間にたくさん堆積した状態です。ここまでびっしりとこびりついたホコリを除去するのは容易ではありません。
パソコン内部の清掃手順
NECの代表的なデスクトップパソコン(VALUESTAR Lモデル写真はVL570/8D)の清掃手順を紹介します。
用意するもの:ダストブロワー、+ドライバー、掃除機など
注意、
故障原因となりますので、本文の注意や清掃用具の注意・用法は必ずお守りください。
この作業をお客様ご自身で行なった場合に起こった不具合、故障等に関しましては、当社では責任を負いかねます。細心の注意を払い、ご自身の管理のもと行なってください。
弊社メンテナンスルームでは、パソコン内部清掃を承っております。ぜひお申付け下さい。
(デスクトップパソコン4,400円~・ノートパソコン5,500円~
弊社で購入パソコンの場合、2,200円引です。)
1.まずパソコンに接続されているケーブルをすべて外します。
電源は必ず遮断して下さい。電源を入れたままにすると、感電などの恐れもあり危険です。
背面の写真
2.スタンドが付いている場合は取外します。
スタンドの写真(他にネジで止めてある機種もある)
3.本体を横置きにします。
※CD・DVDドライブのトレイが正方向に見えるのが正しい横置きです。
傷が付きにくいように下にタオル等を敷くと良いです。
更に、輪ゴムを数個置いておくと後でケースが開けやすくなります。
4.背面にあるロックを解除し、ケースを前面にスライドさせてパソコンから取り外します。
※レバーなど突起物に注意して取り外してください。
※静電気に注意してください。パソコンの内部部品は、 静電気によって簡単に壊れます。
ロックの解除(機種によりロックが2箇所以上ある場合もある)
4.背面にあるロックを解除し、ケースを前面にスライドさせてパソコンから取り外します。(の続き)
ここまでスライドさせたらケースを真上にゆっくり持ち上げる 。
5.目に見えるホコリの塊をダストブロワーで吹き飛ばして下さい。
飛び散ったホコリは、掃除機で吸取りましょう。
※ホコリをそのままにしておくと、また、パソコン内部に吸込んでしまいます。
しかし、直接掃除機でパソコン内部のホコリを吸取ることは、お止め下さい。
パソコン内部は、精密機器です。故障の原因になることがあります。
(ケースを開けたところ )
5.目に見えるホコリの塊をダストブロワーで吹き飛ばして下さい。(の続き)
ヒートシンクのホコリの目詰まりは、確実に取除いた方が良いのですが、冷却ファンが出来るだけ回転しないように指や棒で固定しておくことをオススメします。
※モーターを回すと電流が発生するためです。
( CPUヒートシンク付近)清掃前
5.目に見えるホコリの塊をダストブロワーで吹き飛ばして下さい。(の続き)
目立ったほこりが無くなれば作業は完了です。
ケースを取り付けて、元どおりにしましょう。
※レバーなど突起物に注意して取り付けてください。
( CPUヒートシンク付近)清掃後
お疲れ様でした。
季節の変わり目などに行なうと効果的です。
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